「今日のおやつ」 - 千歳飴(お題スロット)

お題「今日のおやつ」

ちょうど今の時期は七五三なのであろうか。先日スーパーへ行ったらペコちゃんの千歳飴が売られていたので買ってきた。

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七五三と言えばなのだが…と、ここでエピソードを披露したいところなのだが実はわたしは七五三というものをやっていない。それどころか、七五三の定番品である千歳飴すら食べた記憶がない。
なので、よくある「着物を着せられ化粧をさせられた写真」なんてものはないし、子供時代にそんな儀式をするというのは当たり前ということを知ったのは大人になってからである。会社で子持ちの先輩が「子供の七五三なので××日は休みます」なんて言っていたのを聞いて初めて「七五三」の内容を知ったくらいである。

あ、千歳飴なら食べたことがあった。七五三でめかしこんで神社へお参りしに来た子供が持っている立派な袋に入った千歳飴ではなく、スーパーで適当に買って来たと思われる千歳飴を何回か食べたことがある、そういうレベルである。

しかしこの千歳飴、これがなかなかの曲者である。普通の「飴」と呼ばれるものとは違ってまず噛み砕くことができない。もし嚙みつこうものならば容赦無く歯にくっついてきやがる。長い棒状なので短くしたいのであればバッキンと折るしかなく、それもうまく均等に折れるかどうかは微妙すぎるのである。小さい子同士なら折ったあとの長さで確実に喧嘩になるレベルである。
昔「コボちゃん」でおばあちゃんが「千歳飴は歯にくっつくからいらないわ」と断ったらコボちゃんがトンカチで飴を粉々にしてあげていた。最後のコマでおばあちゃんが粉々の千歳飴を舐めている横で、お母さんが「冴えない食べ方してるわね」と突っ込んでいるというネタがあったが、その通りで千歳飴とやらは年寄りにはたいそう優しくない食べ物である。

そんなわけで食べるのに苦労するこの千歳飴は御茶請けにはまったく向かないと思われる。御茶請けにはせんべいだろう。クッキーでもよし。棒状のものよりかは平べったいものの方が格好がつくと思いたい。
飴を舐めるということをしたいのであれば、千歳飴ではなくチュッパチャップスを舐めたほうがまだ効率的な気がする。

とはいえ、千歳飴が好きなのだ。クリームベースの優しい甘さのこの飴ちゃん、どことなく地味にやみつきになるのだ。いつからか忘れたのだが、あるときふと何気なしに食べたらハマってしまった。
何の変哲も無いただの飴なのだが、その「何でもなさ」と「七五三の期間限定品」という反比例具合が魅力的なのだ。それに「旨さ」というスパイスが乗っかってくる。ある意味よくできた菓子である。

そんなわたしは今この記事を書きながら千歳飴をナメナメしているのである。
やっぱり好きだわ、千歳飴。
多分来年も食べるであろう。