「思い出の味」-「翠華餐廳」のフレンチトースト(お題スロット)

お題「思い出の味」
香港には「茶餐廳」というローカルフードレストランがある。なんというか「大衆食堂」と「喫茶店」と「レストラン」を足して3で割って、グレードを1.25ほど下げたようなものだと思って良い。もちろん店にもよるが、平均的にはこんな感じ。
香港人にはもうおなじみの「茶餐廳」は日本では見ないようなメニューが結構あるが、「フレンチトースト」にはびっくらこいた。

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2010〜2011にかけての年越しを香港で迎え、元日1/1のこと。
「茶餐廳」の大規模チェーン店「翠華餐廳(通称:すいかレストラン)」でブランチを済ませたときのこと。
何にしようかと迷っていたが、そういえば香港のフレンチトーストは日本のそれとは違う、という話を聞いていたので頼んでみることにした。

待つこと数分、テーブルに置かれたフレンチトーストはこんなものだ。
うぅむ、やはり噂に聞いていたとおりだ。

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ではどうやって作られているのかをかなり大雑把に説明する。

  1. パンをミルクに浸す
  2. ミルクに浸したパンを揚げる
  3. メープルシロップをかける
  4. バターを置く

という作り方だ。すでに2.の部分がおかしい。我々が知っているフレンチトーストやらは「焼く」はずである。「揚げる」というのは香港式なんだとかそうでないとか…。
で、これが発展するとなんとピーナツバターやら、コンデンスミルクやらを挟んでから揚げるフレンチトーストもあるのだとか…もうこの時点でカロリーがやばいのだが、結構な頻度で食べていれば糖尿病一直線である。

そんなキワモノフレンチトーストだが、そこそこ旨い。「香港ローカルフード」というひとつのカテゴリとしてはこれはこれでアリなレベルだ。
香港人はこのフレンチトーストをミルクティなんかと一緒に食べるらしいが、この甘さだとミルクティでも厳しい。せいぜいブラックコーヒーが限度だ。
とはいえ、あのギトギトのフレンチトーストは癖になる。現にもう一度食べたくてしょうがない。中毒性が強い食べ物ではなかろうか。

ちなみに茶餐廳の雰囲気もそうだがどんなメニューがあるか気になるかと思う。とりあえず「翠華餐廳」についての概要は香港Naviのリンクを貼っておくので参考にされたし。

www.hongkongnavi.com



豆知識:
フレンチトーストは広東語で「西多士」と書く。フレンチトーストが食べたけりゃ黙ってメニューの「西多士」を指差せば良い。
なお、「多士」は「トースト」の音写である。