「最近知った言葉」- にべもない(お題スロット)

お題「最近知った言葉」

「にべもない」という言葉を知った。
万城目学のエッセイ「ザ・万歩計」137ページ、「ねねの話」の中の一文で出てきている。

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文中ではひらがなで記載されているが、漢字にすると「鮸膠も無い」。
じゃ、「鮸膠」ってなんじゃ?という話になる。

「鮸膠」というのは魚の名前。スズキ目ニベ科の魚だそう。青缶ニベアのことじゃないよ!
この魚の浮き袋は接着剤の原料として使われていて、「にかわ」や「にべにかわ」とも呼ばれていたそう。
ニベは強い粘着力があるので、転じて「鮸膠」というのを人との親密さや繋がりを意味する言葉として使われるようになったのだとか。
転じてこの反対で「粘着力がない」=「愛想がない、そっけない」ということから、「鮸膠も無い」と表現されるようになった、ということ。

…なるほどそうですか。
思えば確かに!広東語で「糊(のり)」という意味の「膠水」って言葉があるしね。「膠」ってなんかどこかで見たことがある字だと思ってた。これで納得。
(※「膠水」なんて言葉久々に思い出したよ…)

ちなみに「鮸膠もしゃりしゃりも無い」という言い方もある。
こちらは「鮸膠も無い」をさらに強調させた言い方。

※「鮸膠も無い」の使い方。
「彼女に旅行の話を持ちかけたが、鮸膠もなく断られた。」
「あの人はいつも鮸膠も無い態度取るから嫌いだ。」


※「鮸膠も無い」の同意義語
「素っ気ない」「愛想がない」「けんもほろろ」など。

…しかし、この言葉を覚えたぞ!とひとりで満足したところで周りからは「あっそう」という鮸膠も無い反応しかないんだろうなぁ(苦笑)。

参照:「にべもない」とは?意味や使い方を解説! | 意味解説