「平成最後の」という決まり文句は嫌いだ…冷めた目で世間を見ている人間より

お題「平成最後の○○」
2019年5月1日に元号が変わるらしい。
あの「平成おじさん」こと故小渕首相が「新しい元号は…平成であります」と言いながら平成ボードを掲げていたのはなんとなく記憶にある。
これ、記憶がある人はもれなく昭和生まれ。もっと言えば大概35歳以上だろう。

f:id:ahera_ma4yi1ji2:20181231192203j:plain

 ※画像は日本経済新聞の「ニュースなこの日」のページより引用

www.nikkei.com

昭和天皇が崩御され昭和が終わりを告げ、「平成」という時代が始まった1月7日。まぁ要はこの日から「平成」スタートってことか。
平成って何があったっけ、消費税導入(おいおい今は8%まで上がってんだけど)、ゲームボーイ発売、ベルリンの壁崩壊、バブル崩壊、Jリーグ始まる、家なき子ヒット、阪神淡路大震災、ポケベル→携帯→スマホ普及、毒入りカレー事件、マイケルジャクソン亡くなる、幼女連続誘拐事件、オウムサリン事件、東日本大震災、西日本豪雨…だいたいこんな感じか。色々あったな。だからなんだというのもあるが。すべては終わった出来事だ。

さて新年早々身も蓋もないことを言う。本当に申し訳ないが、自分に嘘をつくことが嫌いなのでこの際腹を割って話したい。

なんでもかんでも「平成最後の」と決まり文句をつけるのが大嫌いなのだ。いちいち言わんでもいいだろとツッコミをしたい。

ゴールデンウィークも「平成最後のゴールデンウィーク」、クリスマスも「平成最後のクリスマス」、年末も「平成最後の」…じゃかぁしやあぁぁ!!

ま、わからんでもない。だいいち前元号の昭和なんざ突然の昭和天皇崩御でいきなり終了したものだから「昭和最後の」なんて言っていられなかった。もし「昭和最後の」なんて言おうものならばきっと「昭和天皇崩御を願っている=無礼者」なんてレッテルを貼られていたのではなかろうか。
現元号の平成終了は天皇陛下の生前退位ということで予めわかっている平成終了なので至るところで「平成最後の●●」という決まり文句がくっついてくるのは頷ける。「平成最後の」という文句をつけてありとあらゆる商戦(例えば「平成最後の夏クリアランスセール マックス90%オフ」とか)を繰り広げ日本の経済を活発にする、ということもあちこちで起こっていたであろう。ただその経済効果がいかほどかは知らんが。

だからと言って、なんでもかんでも「平成最後の」とつけなくてもよかろう。

「平成最後の夏」だから何?平成最後の夏にワンナイトラブか?
「平成最後の年末ジャンボ宝くじ」えーそんな胴元が儲かるギャンブルにまで被せなくても。
「平成最後のクリスマス」クリスマスは来年も来るよ〜今までクリスマスと平成って何か絡んでいたっけ?
「平成最後の大晦日」これがね〜大晦日が平成最終日だったら感慨深いんだけど、元日も平成のままよ?
「平成最後の紅白歌合戦」ごめんもともと紅白歌合戦興味ない。

そしてこれから出てくるであろう「平成最後の●●」。
「平成最後の成人式」今年は沖縄の成人式が桁違いに荒れるのか?
「平成最後のバレンタインデー」なんだ?「平成チョコ」ってのが売られるのか?
「平成最後の卒業式」人生毎年卒業式だっけ?
「平成最後の入学式」あ〜おめでとう。

んで、もうちょっとすればこんな輩も多くなるんだろう。
「カレとの入籍は〜平成最後の日にしまぁす❤️てへw」
あーあー勝手にせぇ。せめて離婚せぬようにな。

とはゆえ、IT業界のみなさまにとっては死ぬほど忙しい思いをして新元号へのご対応をなさっているのだから頭が下がる。2000年問題以来の忙しさではないのだろうか?おそらく改修を終えたシステムをリリースしたあとドキドキしながら平成最後の日を迎えるのだろう。「平成最後のあの日」という強烈な一日として自分の人生の記憶に刻まれるのかもしれない。そういった意味では「平成最後の」という言葉が特別になる。

ともあれなんでもかんでもとってつけたように「平成最後の」と言われるとどうも違和感バリバリなのだ。いちいちそこまで言われなくても、年末年始の実感がなくても「平成が終わる」ということくらいは認識しているのだ。
「平成が終わる?どーでもいいよもう」とわたしは一人、冷めた目でしか見られないのだ。黙っていても5月1日に「あー人生これで元号3つめだよ」と嫌でも実感することになるのだ。

と、平成最後の正月休みにこんなくだらないことをここで吐き出してみた。
…あっ!(苦笑)

追記:いつぞやかtwitterで「昭和生まれなのに平成の間で結婚ができなくてこれじゃ『平成JUMP』だ」というような内容が話題になっていたなぁ。考えた人間に座布団放り投げたい。