「冠水瓶」 - 最近知った言葉 ※「尿瓶」ではないので注意。

お題「最近知った言葉」
すんごく今更なのだが、画像のガラス器は「冠水瓶」という名前だということを知った。
昨日の「ぐわぐわ団」の記事で取り上げられていて初めて知った言葉だ。

冠水瓶

ぐわぐわ団」の昨日の記事はこちら。
しっかりと冠水瓶のイラストが描かれている。

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記事中に「七つの会議」の予告編公式動画が貼られていたので見てみたのだがほんの一瞬だけ、北大路先生の左端に例の冠水瓶が映る。

上記の記事から引用するが 

北大路欣也の座る机の前に置くには、冠水瓶しかありません。ペットボトルの水など置こうものなら、この映画がずっこけます。それぐらいに大切なのです。

まさにその通り、北大路先生の前に置くのであれば「冠水瓶」一択であり、ペットボトルは当然のこと、間違えてもプラカップや紙コップなんぞ置いてはならない。では高級な江戸切子のグラスでもいいんじゃないの、というとそれもそれでダメなのだ。とにもかくにも北大路先生=冠水瓶、なのだ。

映画もドラマもそうだがストーリーやキャストの他、小道具もかなり重要になってくる。その物語の鍵を握る小道具もあり、彩りを添える小道具もあり、そして今回の冠水瓶のように特定のキャストのイメージにぴったり合うようにセッティングされる小道具など様々だ。たかが小道具されど小道具、小道具ひとつで物語全体の雰囲気が変わってしまう。ましてや小道具が欠けると「ボルトがひとつ外れてジェットコースターから人が落下!」と同じくらいのレベルの大事故を被る。
わたしは「七つの会議」を観ていないが、もしかしたら映画の重要な小道具のひとつとしてあの冠水瓶が使われているのではないかと思われる。もし当初グラスだかペットボトルだったのを「北大路先生には冠水瓶でなきゃ!危なかったー!!」と冠水瓶に変更した小道具スタッフがいるのなら思い切り賞賛したいくらいだ。

さてこの冠水瓶、お値段は平均で2,000〜4,000円、高いものだと7,000円クラスがある。これを安いというのか高いというのかは人それぞれだがさすがに7,000円出してまで購入したいとは思えない。


※冒頭の画像はこちらから拝借

そういえばたまに仕事でセミナーを聞きに行くことがあるのだが記憶の限りで言うと冠水瓶を置いてあるのを見たことがない。登壇者の横にはほぼほぼペットボトルが置いてある。そしてどういうわけだかエビアン率が高い。冠水瓶なんてテレビでしか見たことがない。
かつてのマナーでは講習会などで講師の横に水を置いてあげる場合、冠水瓶に常温の水を入れ瓶にグラスを被せた状態でお出しするというのが正解だったそうだが、今では冠水瓶という文化は廃れたのかペットボトル&プラスチックカップ&おしぼり、というように変わっているようだ。

これも時代なのか。わたしはあのどこかしらレトロでちょいとぼってりしたあのフォルムの冠水瓶がたまらなく愛おしいと思う。特に高度経済成長期から建っている古めかしいホテルの「●●の間」なんかで行うような講演会にはあの昭和レトロちっくな冠水瓶が大変お似合いだ。
つい昨日まで名前を知らなくて無礼だったがあの冠水瓶が講演会などから姿を消すのだけはやめていただきたい。恐らく今後も仕事などでセミナーを聞きに行くことがあると思われるが、きっとわたしはセミナーを聞きに行くたびに登壇者の横に冠水瓶があるのかないのかをチェックするであろう。話の内容よりも冠水瓶。この登壇者にはどういう冠水瓶が似合うのかしらオホホホ。なんて忙しいのか。

時代に取り残された冠水瓶がなんだかとても可哀想になってくる。そういえばわたし自身夏の夜中に喉が渇いて目が覚めることがたまにあり、その際に麦茶を一気飲みしてから再び眠りにつく。
そうだ、今年の夏からはベッド横に冠水瓶を置いておけば良いのだ。何も冠水瓶はセミナーや「七つの会議」だけで使うものではない。家庭で使っても良いのだ。ただし冠水瓶に入れるのは真水だけに限る。ウッカリ麦茶や緑茶なんか入れようものならばあのフォルムのガラス器の茶渋を取るのに一苦労するので避けたいところだ。
せっかくなのでこの夏からは一気に昭和に戻ろうと思う。新しい元号になっているというのに。

ちなみに間違えたらいけないので補足しておくが、わたしがここで紹介しているのは「冠水瓶」であって決して「尿瓶」ではないので注意すること。
「冠水瓶」というのは講演会などで常温の真水を入れて登壇者の横に置いておく用のガラスカップ付きの瓶であり、「尿瓶」というのは入院中などトイレに行けないときに便器がわりとして尿(いばり)を受けるガラスの瓶である。さらに「冠水瓶」は男女関係なく使えるが「尿瓶」は基本的にチンがある男性が使うものだ。そこんとこよろしく。